変えられる行動、変えられない行動

あなたは自分の行動をコントロールできずに悩んだことはありますか？逆にあなたの行動はすべて自分でコントロールできるものでしょうか。

行動の4つの要素

人の行動には4つの要素があるといわれます。

• 行為：一般に行動というものです。体を動かし、何かを行うことを言います。
• 思考：人は常に何かを考えています。他社からは見えませんが、頭の中ではさまざまな思いを巡らせていますよね。
• 感情：いわゆる喜怒哀楽です。喜び、楽しみ、わくわくし、ときにはイライラし、悲しくなったり、気持ちが沈んだりします。
• 生理反応：体の中で起こる様々な反応です。おなかが鳴る、ドキドキする、汗が出てくる、脈が遅くなる、眠くなる、おなかがすくなどを指します。

人は「行動」というとこの4つの要素の中の「行為」を思い浮かべますが、実は思考・感情・生理反応も行動の一部です。

では、この4つの要素の中で自分でコントロールできるものは何でしょうか？

何を変えていくか

4つの要素の中でコントロールできるのは「行為」と「思考」です。そして「感情」と「生理反応」は直接コントロールできませんが、「行為」と「思考」を変えることに伴って変化していきます。

多くの人は「感情」や「生理反応」に振り回されています。

• 私はよくイライラするけど、それは止められない
• 人前に出ると緊張するのはどうしたらいいのだろう
• 原因不明の腹痛や頭痛を止める方法はないのだろうか？

答えは、「行為」と「思考」を変えることです。それによって「感情」や「生理反応」も変わっていくからです。

自分の体をどう使うか、どんな言葉を発するか、日々それを変えていきましょう。今日一日、何を頭に巡らせるか、考えていることを変えていきましょう。それにより、よい感情とよい生理反応(体のコンディション)をもって日々を生きられるでしょう。