選択理論心理学では全ての人が5つの基本的欲求を持っており、そのレベルは人それぞれ異なると説明しています。
この5つの基本的欲求の強さを測る心理テストを無料で提供しています。
ご自身や身近な方々との違いを確認し、より良い関係を作るための参考としてご活用ください。
5つの基本的欲求とは、選択理論心理学の概念の一部として、ウィリアム・グラッサーによって提唱されたものです。
生存 | 飲食や運動、安全性、貯蓄などに関わる欲求です。 |
愛・所属 | 人に近付きたい、仲良くしたい、良い関係でいたいという欲求です。 |
力 | 競争に勝ちたい、何かを達成したい、人に認めて欲しいといった欲求です。 |
自由 | 束縛されたくない、変化が欲しい、自分自身で選択したいといった欲求です。 |
楽しみ | ユーモア、好奇心、遊び心などに関係した欲求です。 |
“欲求”という言葉を聞くとまず頭に浮かぶのはマズローの欲求5段階説かもしれません。しかし、グラッサーの5つの基本的欲求の概念がマズローの欲求5段階説と異なるのは階層になっていないことです。人は常にこの5つの欲求全てが満たされた状態を目指して行動していると考えます。
人それぞれこれらの欲求の強さ弱さは異なります。その違いが行動の違いや考え方の違いにつながっていきます。
そして、自身の欲求が満たされないことをどんなに他者がさせようとしても、行動に移ることはないでしょう。
こうしたことを知っておくことは、互いの違いを認め合う土台になります。そして人に無理に何かをさせると言うことを手放すことにつながるでしょう。
自身の基本的欲求の強さ弱さを知っておくこと、そして大切な人の基本的欲求との違いを知っておくことは大切です。
しかし、そのことを理由に「私は〇〇だからどうしようもない」「あなたは〇〇だから私とは合わない」と諦めることを進めているわけではありません。お互いの違いを知り、その違いを受け止めて、その違いを乗り越えるために自身ができることを考える機会にしていただきたいと思います。
その違いを受け止めるためには、まずは違いを知ることからスタートです。
基本的欲求診断は、5つの基本的欲求の強さ弱さをそれぞれ5段階で判定できるようになっています。
本診断は、立正大学での馬場 悠輔氏、瀬田 剛氏、柿谷 正期氏による研究成果をもとに作成されており、その結果の妥当性は検証済みです。
<<参考>>『選択理論心理学研究』2007年10巻1号、pp.59-74
正確な結果を得るためには、以下のことを注意するといいでしょう。
人というのは5つの欲求だけで診断できるほど簡単なものではありません。大切にしたいと思う人と関わる時間を持って相手のことを常によく知る努力が大切です。
あなたの大切な人にも受けてもらいましょう。
そしてその結果についてぜひ一緒にお話してみてください。きっと楽しい時間になるでしょう。
この心理テストが、多くの方がより良い人間関係を築いて、幸せな人生を歩むお手伝いになればと思っています。
より詳しく欲求の強さ、現在の満たされ度合いなどを知りたい、組織として5つの基本的欲求の概念を活かしたいと言う方はアチーブメント株式会社にて有料版の診断ツールを用意いただいていますのでそちらをご活用ください。
今後以下のことも検討していますので、ご協力できる方はぜひご連絡ください。
基本的欲求診断の結果の見方や活用方法についてご興味のある方やご相談はお気軽にこちらまでお問い合わせください。