「足るを知る」精神と向上心との関係

私は、これからの日本と日本人が生き方の根に据えるべき哲学をひと言でいうなら、「足るを知る」ということであろうと思います。

~稲盛 和夫「生き方」より~

07c2e3fd58c069dba070d22410f5f7f8_s

今の自分の生活に喜びを感じていますか?

何かに不足感を感じることは、ある意味ではすばらしいことです。
言い換えれば向上心を持ち合わせているということ。

でも、その不足感にいらいらして毎日が幸せに感じられないとしたらそれはもったいないことでもありますよね。

 

「知足」という言葉は老子から来ていますが、禅でも大事にしている言葉です。

人は「今生きている」というだけで、生きるのに必要なものをすべて持ち合わせています。

まさに「足りている」のです。

空気があり、水があり、光があり、生きるのに必要な体があり、自分の生を認めて助けてくれる方があり、何よりそれを感じる心がある。

 

今、「足りている」ことに喜びを感じること。

それができたとき、「向上心」はプラスのエネルギーを持って、世の中をよくする力に変わるのかもしれません。