上達のヒントを利休百首から紐解く

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いま、なにか磨きたい技術はありますか?

技術というのは、知識とは違い、体に覚えこませるもの。

知識を学ぶのと技術を身につけるのは、その体得方法が違います。

 

技術を身につけるためにはどんなことが大切なのか。

江戸時代に作られた「利休百首」から技術を磨く上でのヒントを見てみましょう。

 

技術を磨くうえで大切な3つのこと

上手には好きと器用と功積むとこの三つ揃ふ人ぞ能くしる

~『利休百首』より~

 

利休百首では、人が腕を磨く上では「好き」であること、「器用」であること、「功を積む」ことが大切だといいます。

 

1.そのことが好きであること

「好きこそものの上手なれ」とも言いますね。

好きだからこそ、続けられるし、いつも考えていられるし、少し大変なときがあってもそれを乗り越えられます。

何事も、上達の土台には、そのことが好きであることが大前提ですね。

 

2.器用であること

こう聞くと「私は不器用だから無理だ。。。」と思う人がいるかもしれません。

「器用」とは「器(うつわ)を用いる」と書きます。

自分という器をうまく用いること、つまりは自分の強み・持ち味をうまく生かすことが「器用」だと考えてはどうでしょうか。

 

人それぞれ、自分の持つ強みは異なるもの。

だからこそ、同じ技術を身につけるのにも、方法は異なるかもしれませんし、その技術を使ってどんなことができるのかも変わってくるかもしれません。

自分なりの方法で技術体得をしていけばいいのです。

 

3.功を積むこと

つまりは努力を怠らないことです。

茶道のお点前は、少々プロセスが長く、しばらく練習をしていないと忘れてしまいます。

茶道だけでなく、「技術」というものは常に使っていないとなまってしまうものですよね。

最初の条件であった「好き」を満たしていれば自然と努力は怠らないものなのかもしれません。

 

好きなものに取り組み、自分らしく体得し、毎日磨き続ける

シンプルに言うとそれが技術を磨く上での近道ですね。