ものを修復して使い続ける

2011-05-21 08.28.19

壊れたら買うべきか、修理すべきか

家電製品などの精密機械。

精密であるがゆえに一度壊れると直すということが困難で、結局買い替えするしかないことが多いものです。

 

「直すよりも買い換えたほうがよい」

いつしか、精密製品だけでなく、それ以外のものについてもそう考える傾向ができてしまっていないでしょうか。

 

金継ぎという技術

むかし、茶道具はとても高価なものであったために、もし壊れてもそれは漆を使って修復していました。

その技術が金継ぎ。

修復した後で継いだ部分に金粉を蒔いて仕上げたことからこのように言われます。

 

昔は一つ一つのものをこうして修復しながら使い続けてきました。

むしろ、茶人たちはその継いだ模様さえもひとつの美として楽しんできました。

金継ぎという技術は、日本人のものを大切にする心のひとつの現われでもあるでしょう。

 

ものを作った人とその過程で使った資源への感謝

やきものは、粘土を捏ね、成形し、乾燥させてから素焼き。

その後絵付けや釉薬がけをして本焼き。

とても多くの手間と時間、資源を使って作られているものです。

 

最近では、陶器用のよい土がどんどん減っているとも言います。

 

どんなものでも、そこにはそれを作った人の思いが乗っているもの。

最大限の配慮をもって大事に使っていきたいものです。