異業種交流としての茶の湯

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人々の交流の場、『茶の湯』の空間

お茶には、参加の仕方、目的などによってさまざまな見方ができます。

 

『茶道』という見方をすれば、それはひとつの教養を学ぶ場でもあり、道を究めるためのひとつの方法と捉えられます。

 

『茶の湯』というときは、一服の茶を楽しみ、そのおいしさに喜びを感じる瞬間と捉えられます。

 

織田信長の時代、『茶の湯御政道』が布かれ、お茶を行うことができるのは一部の人に限られていました。

「お茶ができる」というのはひとつのステータスであり、上流階級同士の社交の場とされていたわけです。

 

江戸時代には商人同士の社交の場となりました。

明治時代には、ビジネスの大物たちは茶の湯を通じてお互いの交友を深め合いました。

松下幸之助は、真々庵という茶室を作り、政界の方々をもてなしました。

 

茶の湯は、静かな空間の中で共に酒を交わし、食事をし、お茶を楽しみつつ深い交友を行う、社交の場となっていたのです。

 

現代の交流の場として『茶の湯』を生かそう

インターネットによるバーチャルな世界の中で世界中の人とつながりを持てる時代です。

しかしそれは、同時にお互いのつながりが見えづらくなっているともいえます。

また、多種多様な業界でさまざまな生き方ができる時代になったとも言えます。

その分、一人ひとりが業種や生き方を超えてつながっていく必要があるともいえます。

 

そんな時代だからこそ、『茶の湯』はお互いの交友を深める場として、大きな意味を持ってくるのかもしれません。