風は徐々に取り入れる

2015-03-22 09.20.12

茶室での涼しさの演出

お茶の世界では、5月から風炉の時期。

今まで畳の中に埋まっていた釜が、風炉と呼ばれる、高足のついた台の上に移ります。

釜の下に風が通る状態になりますので、見た目にも実際にも釜のお湯の温度は下がります。

 

それとともに、茶室の窓もうまく使って風通しをよくします。

窓をあけて風を入れるときのコツは、一気にすべての窓を開かず、徐々に開くこと。

 

ある場所だけ窓を開けると、すっと風が入ってくる。

それと一緒に少し光も入る。

 

しばらくして、またひとつ窓を開ける。

そうするとまたすっと風が入ってきて、また少し部屋の中が明るくなる。

 

そうして徐々に風を取り入れることで心地よいタイミングで風を感じられる時間を持てます。

 

エアコンはスイッチひとつであとは自動で一定温度を保ってくれる便利なものです。

でも、こうしてエネルギーを消費せずに少しずつ風を感じる時間を持つというのもまたよいものです。